薄毛対策 「うんこみたいなカレー」か「カレーみたいなうんこ」か

うんこみたいなカレーかカレーみたいなうんこか?

お出かけ前に 

お出かけ前には、洗面台の前に立って髪の手入れをする。どうだろう、額から頭頂部にかけてツルっと禿げているので、これを隠さなければならない。慣れたとはいえ、これにはずいぶんと時間がかかる。おしゃれなお兄さんがヘアースタイルを決めるのと同じくらいかかっているように思う。もちろん、私はおしゃれなどというのとは、程遠い人種なのだが。背広にしろ、ネクタイにしろ、さほどセンスがいいものではない。そんなことを言えば、洋服の青山とかには叱られるかもしれないが。

左側だけが長髪

どんな手入れをするか説明する前に、まず私の髪形について説明しなけばならないだろう。私の髪は左側(向かって右側)がものすごく長い。肩まで届くほどではないが、耳たぶよりももっと下に伸びている。後ろは刈り上げてはいないが短くしているし、右側はが隠れないくらいの長さだ。きわめて不自然なのだが、行きつけの散髪屋さんがこんな風にしてくれた。もちろん、長い左側の髪を頭頂部や前側に持って行くためだ。

整髪はバーコード

洗面台の鏡の前に立つと、まずこの左側の長髪をブラシでごっそり頭頂部に持って行く。散髪屋だと櫛できれいに頭頂部へ持って行く。櫛を持っていないので、ブラシでやっているだけではある。どっちがいいのかわからないが、櫛の方が分け目はきれいにつくようだ。あんまりパシッと別れない方がいいかな、とも思っているのでこれはこれでいいのかもしれない。そして、いわゆるバーコード状態にする。分け目はもちろん、七三分けができないので、九一分けぐらいである。無論、こうしたところで不自然であることには変わりはないのだが。

ここまでのところに関しては、行きつけの散髪屋さんの方がきれいにしてくれる。それはそうだ、相手はプロなのだ。実際に、今の年齢(アラ還)に達すると、これはこれでいいように思う。こんな状態にしていることも多い。禿げまるわかりなのだが、禿げ散らかしているわけではなく、こぎれいにしていれば、「禿げているんですね」と思われるだけで、特に不快な印象は与えていないのではないか、と思う。

仕上げはマジックヘアー

ただ、私の場合、外出するときには、「頭皮までは見えない方がいいかな、これまでもずっとそうしてきたので。」と考える方である。したがって、ここから、増毛パウダーで増毛する。商品名はマジックパウダーである。ミリオンヘアーよりかなり安い商品だからだ。なにしろ、禿げている部分が非常に広い。そうなると、1回の使用量が極めて多くなる。増毛スプレーなどとんでもない話、ミリオンヘアーでもまだ高い。で、コストパフォーマンスのよいマジックヘアーにしたというわけである。

で、このバーコード状態の頭頂部に頭皮が見えなくなるまでマジックヘアーをふりかける。こんなに使うと、コストはともかく、バレやすくなるんじゃないかと思うのだが、不思議と生えているように見える。もちろん、ヘアースタイルが不自然なので、「カツラみたいだなあ」と思えなくもないのだが、自分自身としては、カツラではないわけだから、どこか自信みたいなものが湧いてくる。もっともこれをどうとるかは、人によってちがってくるだろう。

うんこみたいなカレーかカレーみたいなうんこか?

「うんこみたいなカレー」か「カレーみたいなうんこ」かみたいな究極の選択と関係してくるのかも知れない。私は「うんこみたいなカレー」を選んだようだ。「カツラでしょ」と言われて、「違う!」と声を出して、禿げをカミングアウトした方がいいと思うのだ。カツラとばれずにばれたらどうしようとびくびくするよりは。違うだろうか。

「うんこみたいなカレー」と「カレーみたいなうんこ」のどちらを選ぶかは、哲学的な問題だと思う。ちがうかな。さあ、あなたはどちらを選びますか?